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![]() いしかわともえ/ISHIKAWA TOMOE 1989年、バンタンデザイン研究所卒業。同年、(株)ビギ入社、「ジャストビギ」の企画を担当する。1995年渡英。デッサンほかさまざまなことを学び感性を磨く。帰国後の1996年、(株)ワールド入社、「INDIVI」の企画を担当する。1999年「KINO」スタート。2002年KINO inc.設立、2003年4月〜、東京コレクションに参加。 |
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大手アパレルメーカーでキャリアを重ねたのち、1999年に自身のブランド【KINO】を立ち上げた石川さん。「専門学校を卒業してすぐは、とにかくデザインの仕事がしたい、という気持ちで就職しました。そこでキャリアを重ねるうちに、自分のデザインを追究したい、ブランドを立ち上げたい、という気持ちが芽生えてきたという感じですね」 とブランド設立の経緯を語る。ファッションの世界を志した時期を尋ねると、すぐに「3歳児のころ」という答えが。「お人形の洋服を着替えさせて遊ぶのが大好きで。その頃から、もう洋服というものが私にとって特別な意味をもつものになり始めていたんだと思います」 中学生時代にはすでにデザインを始めていたという彼女。習い事として始めた洋裁教室に、学校の授業以上に没頭したり、古着屋巡りに熱中したりしていたのもこの時期だとか。「父が建築業を営んでいたことも大きかったですね。自分も何かしらものを作ることを仕事にしたい、と物心ついたときから思っていました。デザイナーという仕事以外、考えることなくここまできた感じです(笑)」 |

| 「意識を開放してこそ生まれる、自由でボーダレス(無国籍)なミックス感覚を、シンプルかつ洗練された大人のエレガントなスタイルで表現したい」 と【KINO】のコンセプトを語る石川さん。ブランド名は、女性の名前であると同時に、ドイツ語で”映画”の意味だそう。 「このブランド名にしたのは、ストーリーの残っていく服を作りたい、という想いから。トレンドを意識したブランドではないので。たとえば昔読んだ本を読み返すように、永遠に着て欲しい、という願いをこめてね」石川さんにとって自立している女性とは、マイペースな女性だという。 「”自立した女性”イコール”強い””とがっている”ではないと思うんです。自分に正直な人、キャリアを積み重ねる努力をしている人こそが自立した女性。だから、そんないい意味でマイペースな女性たちに着て欲しいな。彼女たちの、かっこよくなりたい、という気持ちを無理なく表現できる、そんな服を作りたいと思っています」 |
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| 2003年以降は、東京コレクションに参加。石川さんにとってコレクションとは、ブランドのPRであると同時に、ファッション好きの仲間とのコミュニケーションの場でもあるという。 「演出家、音楽、照明、ヘアメイク…さまざまなクリエーターとの共同作業は、自分自身のクリエーションにとっても大きな刺激になる。服を作って売る、だけではなく、自分の美しさのバランス感覚を再確認している感じですね」 2006年春夏のテーマは『PRIME ROOT(=”根” ”本質” ”原点”) 』。「女性とはなに? 人間とはなに? そうやって、この世に生まれてきた理由を考えていくと、ひとつには、より美しいもの、きれいなものを求め、それに近付くこと、ということがあると私は思うんです。そんな根源的な本能を呼び覚ましたい、という想いがありました」 植物の色やアースカラーを中心とした色使い、女性ならではの強さや美しさを感じさせるカッティング…。そんなウェアからは、溢れ出す生命力が感じられる。 |
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| 「デザインは、テキスタイル選びから始まることが多い」と語る石川さん。 「当たり前のことなのですが、たとえばデザイン、縫製、サイズすべて同じシャツを、全部異なるテキスタイルで作ったら、とても面白いことになるんです。私は、生地の張り感や落ち感、染めやプリントの風合いなどにとても重きを置くタイプ。そこからデザインへの発想が広がるんです」 【KINO】2006-2007年秋冬コレクションには、石川さんとTSDのテキスタイルプランナー・横井達也とのコラボレーションテキスタイルも登場する予定だ。 |
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| 「横井さんとはビギ時代からのお付き合い。信頼している方なので、今回のコラボは非常に面白かったです」 そう話しながら、裏染めの花柄の生地や、プリーツ地にフロッキープリントを施した生地などを見せてくれた。この生地が、どんなアイテムへと姿を変えるのか。コレクションの日が待ち遠しい。 「今の目標は、世界販売です。お誘いはあるのですが、なかなか態勢が追いつかなくて(笑)。徐々に準備して、国際的に認められるブランドへと成長していきたいですね」 |
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| 「洋書からデザインのヒントを得ることは多い。クリムトの画集やオーストリアやNYのインテリアブックなど、さまざまなジャンルのものに目を通します」 また、作業中はケルトやアイルランドの民族音楽などを聴くことが多いという石川さん。 「最近は、北欧の歌姫といわれているスティーナ・ノルデンシュダムがヘヴィーローテーション。クリエーションの邪魔にならず、心を落ち着かせてくれるような雰囲気が心地いいんです」 |
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