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VANTAN SUMMER COLLECTION 2005

9月28日から10月3日まで「TexStyleDepots TOKYO」ギャラリーを飾る「バンタンサマーコレクション2005」のブランドコンテスト・グランプリ受賞作品。去る8月29日に開催されたこのコンテストは多数の応募の中から、厳しい審査をクリアした者だけに与えられる、最終審査のステージだ。その熱気溢れるステージの様子をレポート。そして、みごと栄冠を勝ち取った作品の完成度は、あなた自身の目で、「TEXTILE DEPOTS TOKYO」で確かめてほしい。
(ギャラリーでは、グランプリ作品の他、TSDが独自で評価した作品も展示いたします。)

DEBUT(デビュー)のテーマに開花したみずみずしい感性に溢れる華やかなショー

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サマーコレクションはバンタンデザイン研究所の恒例イベント。だが、今年の盛り上がりは特に熱い。それもそのはず、テーマはズバリ"DEBUT(デビュー)"。グランプリ受賞者は、バイヤーなど服飾業界人に作品を見てもらえるチャンスが獲得できるなど、プロデビューを目指したサポートが受けられるのだ。またとないこの機会を逃す手はない。学生の活動を広く世に発信し、在学中からのデビュー&新たなブランドの輩出をバックアップする同校の取り組みに応えるかのように、学生たちも切磋琢磨を重ねて挑んできた。

学内公募は受講2・3年生を対象に、分野も学科も越えた100作品以上がエントリー。その中から、第一次・第二次審査をクリアした21組23体の作品が、ショー舞台に登場した。会場には在学生を中心に700人ほどが集り、立ち見も出る盛況ぶり。審査員にはファッション業界の著名人が招かれ、来日中の香港の国民的アイドル、ツインズのシャーリーン・チョイさんも飛び入りでゲスト観賞するというサプライズ付きだ。

OB・OGの作品「DENIM(デニム)」
一つの素材から生まれる可能性を探ったOB・OGの作品"DENIM(デニム)"
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審査員の鋭い視線と、若々しくクリエイティブな熱気が交錯する空間は、まさに、夏の終わりを飾るドリームステージ。スポットライトを浴びて、未来のアーティスト&クリエーターたちの作品をまとうモデルが優雅なウォーキングを魅せる。どの作品もクオリティが高く、千差万別のメッセージに溢れ、それぞれの世界観を見せ付けた。選ばれるのはただ一人、というコンテストという緊張感と、既存の概念にとらわれない自由な感性が混ざり合うショーは、新しいファッション世界を切り拓く瞬間でもあった。

ショー後半には、同校の卒業生であり、現在アカデミックアドバイザーや様々なスタッフ活動を行うOB・OGによる作品がコンペティション的に披露された。テーマは"DENIM(デニム)"。旬の素材を発想豊かにデザインしたレディース&メンズは、さすが卒業生の完成度。会場からも感嘆が上がった。

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VANTAN SUMMER COLLECTION 2005 * VANTAN SUMMER COLLECTION 2005
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VANTAN SUMMER COLLECTION 2005 * VANTAN SUMMER COLLECTION 2005
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VANTAN SUMMER COLLECTION 2005 * VANTAN SUMMER COLLECTION 2005
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VANTAN SUMMER COLLECTION 2005
16作品一点一点から違う刺激が放たれる。「ショー自体、昨年に比べてなんと素晴らしくなったことか! 多様化した時代をうまくとらえた作品が多かった」との総評も。7MCは、渋谷FMでパーソナリティを務めるジョー横溝とショコラが担当。結果発表を待つ間にはスタイリスト望月唯さんを招いたトークショーも行われた。
大西晴香:「独―見られる―」
グランプリ作品、大西晴香「独−見られる−」は、9/28〜10/3「TexStyleDepots」ギャラリーにて展示されます。
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素材を活かした大胆な作品が見事グランプリを獲得!

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栄光のグランプリに輝いたのは、ファッションアーティスト本科の大西晴香さん(20歳)。11番目に登場した大西さんの作品コンセプトは「独―見られる―」。まず驚くべきは素材。タンクトップの短いワンピース全身になんと黒いストローとチューブが縫い付けられ、ところどころに大小の目玉のディティールが浮き出す意外性で会場を圧倒。ハードなテーマとは対照的に、大胆に開いた胸元や背中、ストロー一本ずつの流れが女性らしいシルエットを創り出す。審査員からは、「斬新で硬い素材を使いつつ、ここまでミニマムなシルエットで表現した点がよかった」「洋服はさまざまな要素でできているが、何か一つ面白いものが見つかると強い。そのことがよく分かる作品だった」「素材のつやつや感と、目玉のギラギラ感のインパクトが大きかった」などと高評価が贈られた。

受賞発表を聞いた大西さんは、「……嬉しいです!」の一言で喜びをコメント。作品誕生のインスピレーションについて質問すると、「女の子ってみんなで楽しそうにするけど、人の視線や噂はいつも気になるもの。そんな、女の子たちの身体にまとわりつく視線を表現したいと思い、目玉を発想しました。一番苦労したのは、ストローを縫い付ける作業です。縫い付ける場所や長さによっては思うシルエットにならず、困るたびにみんなに相談しました」と答えてくれた。

大西晴香さん
「1カ月の夏休みはどこにも遊びにいかず、ひたすら制作に費やしました。大変だったけど、頑張って本当によかった。これからも女の子らしい服を作っていきたいです!」
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大西晴香:「独―見られる―」
「黒にしたのは、都会のコンクリートやビルの冷たさを出すため」と大西さん。近くで見るとストロー素材の斬新さや優雅さがさらによく分かる。