![]() ![]() ![]() 撮影/宮沢 守
2005.11.6 AMBIANCE主催・東京コレクション |
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2006年春夏で2シーズン目を迎えたばかりのレディースブランド【acetylcholine】。パターンや生産の仕事を経て、念願のブランドをスタートさせたのは、同ブランドを運営するシナプスの代表・福室貴雅さん。「服飾の勉強をしている頃から、自分がいいな、着たいなと感じる服は、いつもレディースの服だった。だから僕のブランドでは、特別なコンセプトを打ち出さずに、自分が着たいと思う服を作っているんです」
そう語る福室さんがデザインするウェアは、トレンチを模ったブラウスや、ループ刺繍を施したTシャツなど、シルエットやディテールに少女のような甘さとノスタルジックな雰囲気を感じるデザイン。今シーズンは東京コレクションにも参加した。 |
| 今回の展示で最注目のアイテムは、オリジナルのテキスタイルを使った、蜂の巣モールのボーダーシリーズ。縦糸と横糸で蜂の巣状の模様を作り、光沢のある2つの糸で更にボーダーを重ねた白一色の素材で、トレンチコート、アシンメトリーカラージャケットなど今シーズン計4型を発表している。 「この生地ができた時、自分の頭の中の無形のイメージがひとつの形になった達成感があったんです。それは、僕が“少女らしさ"と呼んでいる何かなのかもしれないし、そうでないかもしれない(笑)。このイメージは、来シーズンへの課題でもあります。」 実は「デザイン画を描かない」という福室さんは、このようにテキスタイルそのものからインスピレーションを受けることが多いという。 例えばシンプルなパーカーでも、コットンだけではなくレーヨン混のストレッチ素材を使って、フィット感とシルエットのディテールを出す、という具合だ。 |
![]() ![]() 代官山のセレクトショップで行った春夏コレクションの展示会風景。 |
| 社名のsynapse(シナプス)とは、大脳生理学の用語で、脳内の神経細胞間の結合部分のこと。脳内の情報のやりとりがおこなわれる場所を社名に掲げ「企業と消費者(お客様)をつなげる場所」を目指すという。 「【acetylcholine】は、synapse内で、情報を伝える神経伝達物質の一種。感動や喜びを伝えたい、という想いを込めて、このブランド名に決めました」 名刺と商品の下げ札には点字が使われている。それまで、文字や絵が見えにくくなるという理由から、別の場所に印刷されていた点字。しかし、文字の上に透明の点字を貼り付ける新しいスタイルの点字の技術があることを知った福室さん。「目が見える子も見えない子も一緒に本を読むことを可能にしたこの技術を知ったとき、深い感銘を受けた」という。この透明の点字は同社の名刺に採用されている。 |
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